クリーニング＆リフォームを専門とするファッションメンテナンスのお店です。

仕上り品に被せているビニール袋は、汚さず濡らさずにお客様のご自宅にお届けするための袋です。

通気性の悪いビニール袋は保管には向いていません。
ビニールは通気性が悪いため、衣服が吸っている湿気分を換気できないのです。
その結果、着ようとしたら変色していた、カビが出ていたなどのトラブルが起きやすくなります。
たとえクリーニングしてあっても、衣服は必ず空気中の湿気を含んでいます。
どんなものでも換気が必要なように、洋服（繊維）も換気が必要なのです。

またビニールは湿気を通さないかわりに、空気中のガスは浸透します。
このことによって、ビニール袋に触れていた部分の生地が、場合によっては変色したり脱色したりしてしまいます。

このような理由から、埃から守るために洋服カバーは大事ですが、ビニール袋は保管に向きません。
どのようなカバーが良いのかというと、ホームセンタなどで入手できる『不織布』を使った衣類カバーがオススメです。
不織布とは繊維を織らずに絡み合わせたシート状のもので多孔質のシートです。
一見和紙のような材質に感じるかもしれません。
身近なところでマスクなどにも使用されています。

　　
不織布カバーは被せるだけで害虫から服を守る、防虫加工してある物も販売しています。
クリーニング店でもデラックス仕上げなどの品物には不織布カバーを使用しています。
もちろん当店を含め、多くのクリーニング店でも不織布カバーは販売可能です。

また埃から守るための簡易的な措置として、ビニール袋の下2/3を切っていただき上部のみビニールをかけておきます。一時的に肩などにつく埃から守ることができます。